【Android】バージョンアップできない原因と対処法！最新版にアップデートするには？

Androidをお使いの方には定期的に「Android OSのバージョンアップ」というお知らせが来る時があります。PCやiPhoneでも当てはまります。OSをアップデートすることによってそのスペックに適応した上でさらに快適な利用ができるようになります。今回はAndroidのOSを最新版にアップデートすることに焦点を当てて特集していきます。

では、そもそもOSを最新版にバージョンアップ（アップデート）するとは一体どういうことなのか説明します。お使いの端末を動かしているシステムが「OS」と呼ばれるものです。普段通りに動けばいいのですが、年数の経過に伴って新しい情報に追いつけなくなります。そのためにOSをアップデートする必要が出てくるわけです。

では、お使いのAndroid端末を最新のOSにアップデートすることで得られるメリットと、デメリットについてまとめました。次で説明していきます。

AndroidのOSをバージョンアップすることで得られるメリットを挙げていきます。まずは、セキュリティがより強くなるということです。古いOSのままでいると脆弱性が見られるようになり、場合によっては危険に晒されるおそれもあります。OSに関しても端末においても最新の状態でいることで、セキュリティは安心です。

もう一点挙げるとすれば、バージョンアップすることで新しい機能や設定が増えてより便利に利用できるようになるという点です。毎回のOSのバージョンアップで新しい機能が追加されることはありませんが、いずれにせよOSは、アップデートごとに便利に進化していきます。

OSのバージョンアップに関するデメリットとしては、機種が古い場合などで最新OSが不具合を起こし、動作が極端に遅くなってしまう可能性があるということです。また、以上に動作するためバッテリーの異常な消耗など、細かい不具合が発生する恐れもあります。バージョンアップしてしまうと、元に戻すにはかなり大変ですので、注意が必要です。

AndroidのOSをバージョンアップしようとして、手順を進めたにもかかわらず、バージョンアップに失敗してしまう場合があります。バージョンアップ失敗の原因としては、いくつか考えられます。その原因の1つでよくあるのが、Androidの容量不足です。

Androidが容量不足でバージョンアップ不可能な場合には、あきらめる必要はありません。特にバージョンアップの手順が間違っているわけではありませんので、以下の対処をすることで解決できます。お悩みの方は是非一度試してみましょう。

対処法として、まずはお使いのAndroidの空き容量を確認しましょう。気づかないうちに保存領域が埋まってしまっている場合もあるのでこまめにチェックすることをお勧めします。Androidの「設定」を起動させ、「ストレージ」をタップしてください。すると現在使用中の領域と、どのくらいの空きがあるのかが把握できます。

もしAndroidの保存領域が僅かしかない場合は容量を空けるために不要なファイルやデータを削除する必要があります。過去に撮影した写真や、音楽でいらなくなったものは積極的に削除していきましょう。この整理作業もこまめにやるとパフォーマンスが安定します。

OSがバージョンアップできない際、原因として次に考えられるのが、端末のメモリ不足です。メモリは、先ほどの保存領域とは異なります。端末で一度に動かすことができる量と考えてください。機種によってメモリの容量は異なりますが、低スペックのAndroid端末はメモリ不足が発生しやすいです。

Androidがメモリ不足でOSがバージョンアップできなくなってしまった際にも対処法があります。こちらは複数の確認方法がありますので、1つずつチェックしていきましょう。

対処法の1つとしてできるのが、アプリの強制停止です。起動中のアプリが多いため、動作が不安定になっている可能性があります。Androidスマホの画面右下の「タスクボタン」をタップして、起動中のアプリを「すべて削除」をタップして停止させましょう。「設定」から「アプリと通知」をタップし、「アプリ情報」から個別に停止もできます。

アプリを使わずに保存しているだけでも容量が不足することがあります。ですので、不要なアプリは積極的にアンインストールしてください。バックグラウンドで通信をするために不要なアプリでも動作してしまい、メモリを使用してしまいます。不要なアプリのアイコンを長押しして、「アンインストール」するようにしましょう。

スペックや機種にもよりますが、一時的に容量がいっぱいになってしまっている場合は、Android端末を再起動することでメモリが解放されることがあります。ただし、不要なアプリが多数インストールされたままでは、この対処法は一時的な効果しか発揮しません。再起動だけでなく、上記の手順も試してみることをお勧めします。

毎回1つずつアプリの状況をチェックしていくのが面倒だという場合は、メモリクリーナーなどのアプリを使用することで、快適に掃除ができます。多くのメモリクリーナーアプリがありますので、Google Playストアにて「メモリクリーナー」と検索してインストールし、使ってみてください。

例えば、無料で使用できるクリーナーアプリには、「Power Clean」や「Clean Master」など人気なアプリがあります。

OSのバージョンアップができない際、考えられる最後の原因として、お使いの機種がそのOSに非対応であるということです。使っているAndroid端末の機種が古い場合には、GoogleがOSの提供を敢えてその機種にはしないという場合もあります。

最新OSに非対応の機種である場合には、機種を新しくしない限りバージョンアップできません。そのままのAndroid OSでスマホを使用していくか、新しい機種に買い換えましょう。機種変更の際は、どのOSがサポートされているのかを確認した上で、購入するようにしてください。最新機種であれば、最新OSが使えるのは間違いありません。

では、そもそもお使いのAndroid端末がバージョンアップ可能かどうかわからない場合、確認する方法をご紹介します。いくつか方法はありますのでこちらも1つずつ見ていきましょう。

Androidの「設定」から確認するのが一番早いです。「設定」を起動し、「システム」をタップしてください。「端末情報」をタップして次の画面から「ソフトウェアアップデート」をタップしましょう。お使いの端末のOSのバージョンと、最新OSのバージョンが比較できます。

お使いの機種を生産しているメーカーのホームページからバージョンアップ情報を確認できる場合もあります。Xperiaであれば、SONYの公式サイトをチェックしてみましょう。それだけではなく、お使いのAndroidを契約中のキャリアのホームページからも確認できますので、こまめにバージョン等の情報を確認していきましょう。

バージョンアップ可能かどうかわからない場合は、手動でアップデートしてみましょう。「設定」から「システム」をタップして「端末情報」から「ソフトウェアアップデート」をタップしましょう。ここで「今すぐ更新」をタップするとお使いの端末がバージョンアップ可能か確認できます。

手動でバージョンをアップデートしてみると、もし最新OSで更新が不要な場合は、その旨の表示が出ますので、バージョンアップをする必要はありません。この画面でバージョンアップが可能な表示に切り替わりましたら、早速バージョンアップをしていきましょう。ただし、しっかり充電した後で行うようにしてください。

ここまで、AndroidでOSのバージョンアップができない場合の原因と対処法をご紹介してきました。端末自体がバージョンアップに対応していなければ、あきらめることにはなってしまいますが、まずは原因としてご自身に当てはまりそうな項目からチェックして、可能であれば最新のOSにしていきましょう。きっとお使いのスマホが快適になっていくはずです。