Windows7をサポート期限終了後にWindows10へ無償アップグレードする方法!

Windows7をWindows10へ無償アップグレードできる期限は終了していると思っている人も多いものです。実は今でも裏ワザを使えば無料でWindows7をWindows10へアップグレードすることは可能です。この記事ではその方法について詳しく解説します。

Windows7をサポート期限終了後にWindows10へ無償アップグレードする方法!のイメージ

目次

  1. 1Windows Update経由の無料アップグレード期限が終了
  2. 2Windows7からWindows10への無償アップグレードは現在も可能!
  3. 自分でインストールツールをダウンロードすれば無料でOK!
  4. 3Windows7からWindows10へ無料アップグレードする前の準備
  5. PCのシステム要件を確認
  6. CPUがWindows10サポート対象か確認
  7. 念のためにバックアップを
  8. 4Windows7からWindows10への無料アップグレード方法
  9. メディア作成ツールをダウンロード
  10. ウイザードに従ってアップグレードを実行
  11. Windows10を設定
  12. 5Windows7からWindows10へアップグレードするときの注意点
  13. システムに十分な容量があるかどうか
  14. セキュリティソフトは無効にする
  15. バックグラウンドで動くソフトはすべて無効にする
  16. 同時に「重要な更新」は行わない
  17. 周辺機器は外しておく
  18. アップグレードには時間がかかる
  19. 6Windows7からWindows10へのアップグレードに失敗したら?
  20. 再度インストールしてみる
  21. クリーンインストールする
  22. Windows UpdateでWindows7を最新の状態にする
  23. 7Windows7からWindows10への無料アップグレードは急いで!

Windows Update経由の無料アップグレード期限が終了

windows10のグレード確認画面

Windows10は2015年7月に発売されました。その後約1年間はWindows7や8.1から無償でアップデートすることができる無償アップデートの期限がありました。しかし、当初Windows10の評判があまり良くなかったことや、Windows7は史上最強のWindowsOSの呼び声も高かったことから、無償期限にアップグレードに応じない人もたくさんいました。

実は、2015年から2016年の無償アップグレード期限の間に提供されていたのは、Windows Update経由での無料アップグレードでした。Windows Update経由であれば、難しい設定などを行わずに済むので楽にUpdateできたのですが、現在はWindows Update経由では無償アップグレードはできなくなっています。

Windows7からWindows10への無償アップグレードは現在も可能!

Windows7のサポート期限が2020年1月14日に終了することを受けて、Windows10へアップグレードするべきかどうか、ということが盛んに議論されています。

Windows7からWindows10への無償アップグレード期限は2016年に終了しているはずですが、実は現在でも無料でアップグレードすることができます。この記事ではWindows7からWindows10へ無料アップデートする方法について詳しく見ていきましょう。

自分でインストールツールをダウンロードすれば無料でOK!

Windows7のWindows UpdateからWindows10へアップグレードする方法は、無償期限が終了し現在ではできなくなってしまいました。しかし、実はまだ無料でWindows7をWindows10へアップグレードする方法があります。その方法というのは、インストールツールを自分でダウンロードしてアップグレードを実行する方法です

Windows Update経由のアップグレードよりも手順はややこしいですが、サポート期限が終了した後の危険なPCを使い続けるリスクや、2万円近くという高額な有料アップグレードを行うことを考えたら、手間をかけたほうがいいでしょう。ぜひ今でもできる無料アップデートの方法を試してみましょう。

Windows7からWindows10へ無料アップグレードする前の準備

Windows7からWindows10へ無料でアップグレードするためには事前の準備が必要です。どんな準備をすればいいのでしょうか。

PCのシステム要件を確認

Windows7として使っていたPCをWindows10にアップグレードするためには、PCのスペックが十分に満たされていないといけません。Windows7をWindows10にアップグレードするために必要なシステム要件というのは次の通りです。

プロセッサ 1GHz以上
メモリ 32bit版では1GB以上、64bit版では2GB以上
ハードディスクの空き領域 32bit版では16GB以上、64bit版では20GB以上
グラフィックカード:DirectX9以上
ディスプレイ 800×600

これはWindows10をインストールするために必要最低限のスペックです。これを満たしているからといって、サクサクと快適に動くとは限らないということは覚えておきましょう。

CPUがWindows10サポート対象か確認

PCのスペックの他に、Windows7で使用しているCPUがWindows10のサポート対象かどうかも確認しておきましょう。CPUの確認方法はWindows7の「コントロールパネル」から「システム」「バージョン情報」と入ると確認することができます。「プロセッサ」がCPUのことです。下の画像では「2620M」がプロセッサナンバーになります。

Windows7からWindows10へのアップグレードの準備

次にIntelの製品仕様情報のページを開きます。「製品仕様の検索」にプロセッサーナンバーを入力すると、あなたがお使いのPCのCPUがWindows10に対応しているものかどうかがわかります。

インテル® 製品の仕様情報
Windows7からWindows10へのアップグレードの準備

念のためにバックアップを

Windows7をWindows10にアップグレードするときには、PCの中を全て入れ替えてしまうクリーンインストールをしなければ、写真やメールなどPCの中に保存しているデータがきえることはありません。しかし、OSを書き換える過程で何が起こるのかはわからないのが本当のところです。

万が一の場合に備えて、無くしたら困るファイルは、外付けハードディスクやクラウドなどPC以外の場所にバックアップをしておくことをおすすめします

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Windows7からWindows10への無料アップグレード方法

それではWindows7からWindows10に無償でアップグレードする方法について具体的に見ていきましょう。

メディア作成ツールをダウンロード

まずはマイクロソフトの公式サイトからメディア作成ツールをダウンロードします。こちらのサイトにまず入ります。

Windows 10 のダウンロードサイト

ツールを今すぐダウンロードをクリックすると、Windows7をWindows10にアップグレードできるファイルを入手することができます。

Windows7からWindows10へのアップグレード方法

ダウンロードしたファイルをデスクトップなどわかりやすい場所に保存してから、ファイルをクリックして実行します。尚、ファイルをクリックしたときにPCのデータがすべて消えてしまう不具合が発生しているという警告が出る場合があります。この場合には、必ず大切なデータはPCの外へ避難させておきましょう。

Windows7からWindows10へのアップグレード方法

ウイザードに従ってアップグレードを実行

デスクトップに保存したアイコンをクリックすると青いウインドウが表示されて、Windows10にアップグレードするためのウイザードが始まります。ウイザードの指示に従って、ライセンスに同意し、「このPCを今すぐアップグレードする」を選択して「実行」すればWindows7をWindows10にアップグレードすることができます。

Windows7からWindows10へのアップグレード方法

Windows10を設定

Windows7だったPCのWindows10へのアップグレードが終了したら、Windows10の設定を行っていきます。「地域」「キーボードのレイアウト」と進んでいくと、マイクロソフトアカウントの登録画面になります。アカウントがない場合には「オフラインアカウント」を選択して、サインインの画面で「いいえ」を選択すれば大丈夫です。

自分のユーザーIDとパスワードを設定して、その後に表示される必要なものには「はい」、いらないものには「いいえ」を選択していくと、Windows10の設定が終了します。

Windows7からWindows10へアップグレードするときの注意点

Windows7からWindows10にアップグレードするときには、失敗しないように注意しなくてはいけない点があります。こちらでは注意点についてみていきましょう。

システムに十分な容量があるかどうか

まずはWindows7のシステムに十分な空き容量があるかどうかは確認しましょう。空き容量が十分にないと、Windows10へのアップグレードが始まっても、途中で止まってしまい、Windows7に戻ってしまいます。必要のないファイルやソフトは削除するなどして、空き容量を十分に確保してからアップグレードをしましょう。

セキュリティソフトは無効にする

PCを守るためにセキュリティソフトを入れていると思いますが、Windows7をWindows10へアップグレードするときにはセキュリティソフトは向こうにしておきましょう。通常のWindows Updateであれば、セキュリティソフトもアップグレードを外部からの攻撃とはみなしません。

しかし、今回ご紹介している、自分でツールをダウンロードする方法は、セキュリティアプリのウイルスの検知機能によっては、外部からの攻撃とみなされてしまう可能性もあります

セキュリティアプリによって停止させられたことで、Windows7からWindows10へのアップデートが失敗する例もあります。アップグレードするときにはセキュリティソフトは停止するか、アンインストールしてしまいましょう。

バックグラウンドで動くソフトはすべて無効にする

PCの中のデータをそのまま残してOSをアップグレードする方法では、バックグラウンドで動いているソフトもそのまま動かしておくこともできます。しかし、アップグレードをする途中で、バックグラウンドで動いているソフトがどのようにインストールに干渉するかわかりません。

バックグラウンドで動いているソフトは全て停止してからアップグレードしたほうが、失敗する確率が少なくなります。バックグラウンドで動いているソフトを停止する方法は次の通りです。まずはパソコンのスタートボタンをクリックして、「プログラムとファイルの検索」ボックスに「msconfig」と入力して検索します。

Windows7からWindows10へのアップグレードの注意点

すると「システム構成」が表示されるので、「スタートアップ」のタブを開きます。するとPCの起動と同時に自動的に動き始めるソフトが表示されるので、「すべて無効にする」をクリックします。

Windows7からWindows10へのアップグレードの注意点

同時に「重要な更新」は行わない

Windows10をインストールするときに、同時に「重要な更新」もインストールするかどうか聞かれることがあります。「重要な更新」には最新のセキュリティなどが組み込まれているので、一緒にインストールしたいところです。

しかし、なぜか「重要な更新」の同時インストールを選択すると、Windows7からWindows10へのアップグレードが失敗する事例があります。Windows10へのアップグレードに成功してからWindows Updateをかけることもできるので、「重要な更新」はWindows10へのアップグレード時には行わないようにしましょう。

周辺機器は外しておく

PCにプリンターなどの周辺機器を接続している人も多いことでしょう。のアップグレードに必要ない周辺機器は全て取り外しておきましょう。特にUSBメモリやSDカードなどは外しておいた方が無難です。

USBメモリやDVDにコピーしたISOイメージを利用してアップグレードする場合には、インターネットからの接続も外しておきましょう。

アップグレードには時間がかかる

Windows7からWindows10へのアップグレードには時間がかかるということも覚えおきましょう。早く処理ができるPCでも最低2時間程度、スペックが低いPCでは5時間から6時間程度かかることもあります。Microsoftからは、最大で24時間かかることもあるというアナウンスもされています

アップグレードをするときには、仕事などでのPCの利用に支障をきたさないように、計画を立ててから、時間に余裕をもって行いましょう。

Windows7からWindows10へのアップグレードに失敗したら?

Windows7からWindows10へのアップグレードに失敗した時にはどうしたらいいのでしょうか。最後に失敗した場合の対処法についてみていきましょう。

再度インストールしてみる

失敗した場合には、再度インストールに挑戦してみましょう。この際には、注意点の中でお伝えしたこと、セキュリティソフトを停止する、周辺機器を外す、といった対処をすべて行っているかどうかを確認してから、再度同じ手順でインストールしてみましょう。

クリーンインストールする

Windows7をWindows10にする方法には、PCのデータをそのまま残したままOSを変更するアップグレードと、OSの中のデータをすべて消去して全く新しいPCにしてしまうクリーンインストールがあります。アップグレードでうまくいかない場合には、クリーンインストールにすることでうまくいくことがあります。

クリーンインストールをするときには、メディア作成ツールでインストールメディアを作成します。インストールメディアというのは、USBメモリかDVDなどにインストールするためのファイルを書き込んだものを作り、そのメディアからインストールします。

インストールメディアの作成方法は、メディア作成ツールを開いたときに「別のPCのインストールメディアを作成する」を選択します。メディアを作成するときには、最低でも空き容量が8GB以上あるUSBメモリかDVDを用意しましょう。

PCに作成したインストールメディアを接続して、そのメディアの中のファイルからアップグレードを実行します。すると、PCの中のデータがすべて削除されてWindows7から10へのクリーンインストールが実行されます。

Windows UpdateでWindows7を最新の状態にする

Windows7のバージョンが古いとWindows10へのアップグレードがうまくいかないことがあります。アップグレードを実行する前のWindows7でWindows Updateを実行して、Windows7を最新の状態にしてから、もう一度試してみるとうまくいくことがあります

Windows7からWindows10へのアップグレードが失敗したら

Windows7からWindows10への無料アップグレードは急いで!

この記事ではWindows7からWindows10への無償アップデートの方法についてみてきました。現在、自分でWindows10にアップグレードするためのファイルが無償で提供されていますが、この提供期限はいつまでかわかりません。ファイルの無償公開の期限はいつ終了してもおかしくないでしょう。

というのは有料で購入している人もたくさんいる現状では、Microsoftはこの方法を宣伝していないためです。いつ無償公開が終了するかわからず、2020年まで無償で公開されているとは限らないので、できるだけ早くWindows7から10へアップグレードは終了させておくようにしましょう。PCを使い続けるつもりなら、とにかく急ぎましょう

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