MKVファイルとは?MP4との違いを動画の再生画質などから比較!

動画ファイルのMKVファイルの特徴、一般的なMP4動画ファイルとの違いを紹介しています。MKVのファイルサイズや画質などから分かりやすく比較しています。また、MKVファイルからMP4ファイルへの変換方法も説明しています。

MKVファイルとは?MP4との違いを動画の再生画質などから比較!のイメージ

目次

  1. 1MKVファイルとは?
  2. 2MKVとMP4の違いは?
  3. 動画を再生できるデバイスの違い
  4. 画質面での違い
  5. サイズ容量の違い
  6. 3MKVをMP4に変換する方法はあるの?
  7. MKVをMP4に変換する方法
  8. 変換用フリーソフトを使う
  9. 4MKVを再生する方法は?
  10. 「Media Player Classic」
  11. 「 VLC media player」
  12. 「5KPlayer」
  13. その他対応プレイヤー
  14. 5MKVファイルはMP4形式に変換しよう

MKVファイルとは?

動画を再生する際に意識されることが多いのは再生時の画質や音声です。また、ファイルの軽さによって動画再生時にスムーズにストレスなく楽しめます。動画再生ファイルの種類はいくつかあります。代表的な動画再生ファイルをご覧ください。

動画ファイルの種類

AVI(.avi)ファイルはWindows標準のファイル形式で、Windowsパソコンで動画を再生する際によく利用される動画再生ファイルです。汎用性が高いという特徴があり、様々な圧縮動画や音声がファイル化されています。

AVIイメージ

QuickTime(.mov)ファイルはMac標準のファイル形式ですが、Windows搭載のパソコンでも「QuickTime Player」がインストールされていれば利用できます。

WMV(.wmv)ファイルはストリーミング動画配信を目的として、開発されたマイクロソフト作成のファイル形式です。MPEG-4がベースで、圧縮率が高いという特徴があります。

FLV(.flv)ファイルはアドビシステムズ作成のファイル形式です。「Adobe Flash Player」を利用してブラウザ上でも再生できるという特徴があり、YouTubeやニコニコ動画などの動画サイトなどで使われています。

mpegイメージ

MPEG-1(.mpg)ファイルはビデオCDなどで利用されるファイル形式ですが、画質が低くファイルサイズが大きいという特徴があります。パソコンの種類を選ばずに再生できます。

MPEG-2(.mpg)ファイルはテレビで利用されているデジタル方式対応の形式です。画質はMPEG-1より高く、DVDレベルに近いという特徴があります。

MPEG-4(.mp4)ファイルは一般的に多く普及している動画ファイルです。高画質で圧縮率も高いという特徴があり、Windows、Macのどちらでも標準でサポートされています。

MKVファイルは、動画のデータや音声のデータ圧縮、コーデックに様々なものが使用できます。MKVの特徴は異なるタイプの変換されたビデオ、オーディオ、字幕ストリームに対応できるところにあります。

MKVアイコン

画質とファイルサイズで普及している動画再生ファイルはMP4です。このMP4に対して、新たに画質などで注目されているのがMKVファイルです。MP4とMKVという動画再生ファイルの違いを見てみましょう。

MKVとMP4の違いは?

これまで普及してきたMP4とMKVの違いをデバイス、画質、ファイルサイズの項目で比べると次のような違いがあります。その違いを理解すると、動画再生においてどのファイルが便利なのかを把握できます。

MKV比較イメージ

動画を再生できるデバイスの違い

MP4とMKVを使用できるデバイスの違いは次の通りです。汎用性という視点からMP4は動画に圧縮率の高いH.264が使われています。音声には高音質のAACを組み合わせているのが特徴で、様々なデバイスで使用できます。多くのデバイスが利用できるのがMP4であるといえます。

MKVは動画の圧縮率や音声についても、MP4よりデバイスの汎用性は低いようです。ただ、動画品質の向上、圧縮率、ビデオ・オーディオの品質の維持、チャプターや字幕を付けられるという特徴もあり、その使い勝手が注目されています。動画へチャプターや字幕といった編集を加えたい場合に便利なファイルです。

デバイスイメージ

画質面での違い

MKVと MP4の画質については、データの圧縮形式で異なります。MKVとMP4の画質について単純な判断はできません。MKV、MP4ともにAVC MPEG-4 とH.264ビデオコーデックをサポートしており、HD画質へ対応ができます。同じコーデック使用した場合、MKVがMP4より画質は高いのではないかという意見もあります。

サイズ容量の違い

MKと MP4では動画のビットレートと時間の違いで、ファイルサイズも異なります。MKVとMP4では同じ条件で圧縮したファイルを比べた場合、MKVファイルは若干サイズが大きくなる傾向にあるようです。

フィルムイメージ

MKVをMP4に変換する方法はあるの?

動画再生ファイルのMKVをMP4へ変換する方法は難しくありません。MKVファイルを扱うことのできる変換ソフトなども見てみましょう。

MKVをMP4に変換する方法

MKVファイルをMP4に変換する方法はいくつかあります。ここでは無料でできるオンライン変換を紹介します。MKVファイルをオンライン変換するオンラインコンバータを利用する場合、次のサイトにアクセスします。→https://www.media.io/jp/convert/mkv-to-mp4.html

MKVをMP4に変換

1.変換するMKVファイルをサイトの「オンラインツール」へ追加します。

MKVオンライン変換

2.MKVファイルを変換する出力形式を「MP4」で選択します。

3.「変換」をクリックしてMKVファイルをMP4へ変換します。

4.変換したMP4ファイルを「ダウンロード」をクリックして保存します。

変換用フリーソフトを使う

MKVファイルをMP4へ変換する方法としてオンラインコンバーターを紹介しましたが、同じサイトでデスクトップコンバータも手に入れられます。有料版ですが、無料で試せる範囲もあります。

MKV変換デスクトップコンバータ

MKVファイルを変換するフリーソフトは他にもあります。下記サイトでは、MKVファイルをAVIに無劣化に変換できるフリーソフトが提供されています。パソコン情報誌やウェブサイトなどでも紹介されたことのある無料の日本語対応ソフトです。→https://www.freemake.com/jp/how_to/how_to_convert_video_mkv

MKVファイル MP4ファイル 変換 フリー」と検索すると、多くのオンライン変換サイトやフリーソフトなどがヒットします。使い方が日本語で詳しく掲載されているものを利用する方が多いようです。

パソコン検索イメージ

MKVを再生する方法は?

MKVファイルの動画を再生する方法は次のプレイヤーを利用すると便利です。次のプレイヤーの特徴を紹介します。

「Media Player Classic」

MKVファイル動画を試したいプレーヤーがMedia Player Classicです。Windows Media Playerの代替アプリという位置づけで、軽く操作性も良いのが特徴です。無料のメディアプレーヤーとしては人気のあるプレーヤーソフトです。DVD-Videoにも対応、一般的な動画・音声ファイルを再生するのに適しています。

Media Player Classic

「 VLC media player」

VLCは無料で提供されているマルチメディアプレイヤーです。DVDやオーディオCD、VCDなどの動画やストリーミング動画を再生できます。ほとんどのコーデックの再生にコーデックパックもいりませんので、使い勝手の良いフリーソフトといえます。MKV動画ファイルも対応ファイルとされます。

VLC media player

「5KPlayer」

機能が高いMKV動画プレーヤーが5KPlayerです。WindowsやMacを搭載したパソコンでMKV動画ファイルを再生が可能なソフトです。さまざまな解像度に対応し、MKVファイルをストレスなく再生できるようです。動画形式変換など面倒な操作をしなくてもMKVファイルを再生できる便利なプレーヤーです。

5KPlayer

その他対応プレイヤー

MKV動画ファイルを再生するソフトとしてGOM Playerも人気があります。GOM Playerは軽い、デザインが良い、操作が簡単であるメディアプレーヤーです。MKV動画ファイルも再生でき、DVDも再生までできます。MKVを正常に再生できない場合は、Haali Media Splitterというコーデックをパソコンにインストールすることで対応できます。

GOM Player

ほかにもMKV動画ファイルを再生するソフトとして4Videosoftブルーレイプレーヤーがあります。このソフトはブルーレイを再生でき、さらにMKV、MP4、MOVなどの動画ファイルも再生可能です。スクリーンショット機能もついており、キャプチャ画像作成もできます。

4Videosoft

MKVファイルはMP4形式に変換しよう

MKV動画ファイルに対応しているプレーヤーはいくつもあります。ただし、MP4と比べるとやはり、その汎用性はやや低めといえます。動画の再生を楽しみ保管なども考えるとやはりMP4動画ファイルが使い勝手のよさを感じます。

ノートパソコン

パソコンだけでなくスマートフォンやタブレットなどでも動画ファイルを楽しむ機会が増えています。MKVファイルの良さもありますが、再生ソフトへの汎用性を考えるとMP4の方が都合のよさがあるようです。MKVファイルをMP4への変換は無料で簡単にできます。オンライン変換やフリーソフトを利用しましょう。

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この記事のライター
KINOkinawa