【Mac】半角カタカナ入力方法！ショートカット変換や入力設定方法を解説！

Macユーザーにはあまり縁のない半角カタカナ入力ですが、それだけに稀にネット上の入力画面で半角カタカナでの名前の入力を求められると、どうやって入力していいのか困ってしまいます。そんなときのために、Macの日本語入力プログラムでの半角カタカナの入力方法を覚えておいてください。

まず、あなたのMacで半角カタカナが入力できるかを確認します。Macのメニューバーの右上のステータスメニューにある「A」や「あ」などといった黒い四角に白抜きの文字のアイコンが、Macの日本語入力プログラムのアイコンです。これをクリックして表示されるプルダウンメニューに「ｱ 半角カタカナ」という項目がないと半角カタカナの入力はできません。

半角カタカナの項目がない場合は、プルダウンメニューの最後にある「”日本語”環境設定を開く…」をクリックしてください。

すると「”日本語”環境設定」の「入力ソース」画面が表示されますので、その中から「半角カタカナ」にチェックマークを入れます。必要に応じてほかの「カタカナ」や「全角英字」にもチェックマークを入れてください。

これで先ほどのプルダウンメニューで「半角カタカナ」を選べるようになります。

「半角カタカナ」を選ぶと、Macのメニューバーのステータスメニューのアイコンが「あ」から「ｱ」に変わり、半角カタカナを入力できるようになります。

プルダウンメニューの最後から2番目の「入力ソース名を表示」をクリックすると、アイコンの右に現在のモードが表示されてさらにわかりやすくなりますが、その分Macのステータスメニューの領域が狭くなるので、好みの表示方法を選んでください。

Mac上で入力モードを半角カタカナに変更する際には、キーボードから手を放してマウスに持ち替え、入力モードを切り替え、キーボードに手を移して入力して、それが終わればまたマウスを持って、入力モードを元に戻して、やっと元の入力に戻れる、という面倒な手続きが必要です。

そんなときは、一度に半角カタカナモードに移行するキーボードショートカットを使うか、ほかのモードで入力した文字をキーボードショートカットで半角カタカナに変換したほうが簡単です。

半角カタカナモードに移行するキーボードショートカットは上のプルダウンメニューのなかにもあるように「Ctrl+Shift+;（セミコロン）」です。

これだけでは覚えるのが大変ですが、「Ctrl+Shift+」を押しながらキーボードのホームポジションの「jkl;:」が押すことで、それぞれ「ひらがな」「カタカナ」「全角英数」「半角カタカナ」「半角英数」に対応していることを知ると、覚えやすくなります。

最悪、ホームポジションの右のほうだったな、と適当に押せば、右上のアイコンが変わるのでわかるはずです。

半角カタカナは、たいていは数文字を入力するだけですので、普通にひらがなモードで入力して、未確定の入力文字を半角カタカナに変換するほうが楽です。しかもこちらのショートカットのほうがモード変更のショートカットよりも押すキーが一つ減ります。こちらのショートカットは「Ctrl+;（セミコロン）」です。

このキーボードショートカットを使えば、下図のように一発で半角カタカナに変換できます。

ただし、「入力ソース」画面の「半角カタカナ」にチェックマークが入っていないと、同じ「Ctrl+;」を押しても半角カタカナにはならず、英数半角に変換されますので、注意してください。

元来がアメリカ製品であるMacは、半角カタカナとは相性がよくありません。特に昔のMacでは半角カタカナとアルファベットのコードが被るために、非常に使いづらい時代がありました。現代のMacでは文字コードが変わったためにそんな不便はなくなりましたが、それでも5ch系のアスキーアートでは文字ズレが発生しがちです。

そんなMacではありますが、標準機能の日本語入力プログラムでしっかりと半角カタカナ入力ができますし、ショートカットキーでの半角カタカナ変換も行えます。「入力ソース」画面での「半角カタカナ」のチェックだけは忘れないようにして、Macで半角カタカナを入力する羽目になっても迷わず入力できるようになってください。