iPhoneカメラのHDR機能とは？写真が2枚保存される設定をオフにする方法も解説！

iPhoneで撮影した写真を見返しているときに、同じ写真が2枚あったということはありませんか。実は、iPhoneのカメラのHDR機能で撮影したものです。何も設定しなくても使うことができます。

ところで、HDRの意味は知っていますか。「HDRとは何か」から「iPhoneで撮った写真を2枚保存しないための設定方法」をお教えします。

HDRとは、そのまま「エイチ・ディ・アール」と読み、「ハイダイナミックレンジ」の略になります。HDRの意味を簡単に説明すると、明暗が異なる複数の写真を合成することで、逆光や暗所での撮影でも綺麗な写真を残せる機能です。

iPhoneのカメラがHDRに対応しているのは、iPhone4以降の機種になります。今までiPhone4以降の機種では、カメラの撮影中に手動でHDRの「オン」「オフ」「自動」の設定が可能でした。

iPhone8からは、カメラの撮影中に手動での設定は出来なくなり、自動的にHDRで撮影されるようになりました。しかし、iPhone8以降の機種でも、事前にカメラの設定をしておくだけで、撮影中に自動HDRの設定を手動で「オン」「オフ」の設定が出来るようになります。

iPhoneのHDR機能を使ってカメラで撮影すると、明暗差が大きな風景ほど、綺麗に写真を撮ることができます。例えば、夕焼けの写真を撮ろうとして、写真を確認すると空が明るくなりすぎていた経験はありませんか。そのようなときにHDRは役に立ちます。

HDRは、明るすぎて白く飛んでしまった部分や、影によって暗く潰れてしまった部分を綺麗に撮れるように調整をしてくれるのです。つまり、肉眼に近い自然な写真が出来上がるのです。

HDR機能を使えば、肉眼に近い写真を撮影できることが分かりました。しかしなぜ、同じ写真が2枚保存されているのでしょうか。

実は、HDR機能を使った写真と、通常の写真の2枚なのです。しかし、iPhoneで撮った2枚の写真を見比べてみると、通常の写真はHDRで撮った写真に比べて劣ってしまいます。しかし、通常の写真の方が味が出ていることもあります。

iPhoneの中に保存できる写真の量も限られているので、後ほど説明しますが、「通常の写真を残す」の設定をオフにしておくことをオススメします。オフにしておくことで、常時HDRで撮影が可能になります。

下の写真は、iPhoneで実際に撮影したものです。左側が通常で撮影したもの、右側がHDR機能を用いて撮影したものです。見分け方は、各写真の左上に注目してください。HDRと書いてあるものがHDR機能を用いて撮影したものになります。

上で挙げた写真も、同じ写真が2枚保存されていました。では、2枚保存される設定をオフするためにはどうすれば良いのか、手順を追って説明します。

まず、iPhoneで通常写真のみを残す方法を説明します。
 

1. iPhoneのカメラアプリを開きます。
2. 上の項目のHDRを選択します。
3. オフを選択します。

次に、HDR機能を使った写真のみを残す方法です。
 

1. iPhoneの設定アプリを開きます。
2. カメラを選択します。
3. 「通常の写真を残す」をオフにします。

iPhoneカメラのHDR機能について、意味や各種設定方法を説明しました。HDR機能を用いて写真を撮ると、肉眼と似た写真を撮影することが可能です。

しかしHDR機能が適していないときもあります。例えば、色鮮やかなものを撮影するときです。HDRは色の調整をしてしまうので、不向きなのです。上手にHDR機能を用いることで、iPhoneカメラを上手く使いこなしましょう。