実はYouTubeでは「ネットワークに問題が発生しました」(410)と表示され、閲覧が不可能になるエラーが頻繁に発生します。そこで今日はYouTubeの410エラー、「ネットワークに問題が発生しました」が発生した際の原因と対処法を解説していきます。
昨日まで普通に閲覧できていたのに、今日開いたら「ネットワークに問題が発生しました(410エラー)」と表示されYouTubeの閲覧ができなくなったという事例はPCでもスマホでも発生します。表示されているエラーを見るだけでは、ネットワークの問題というと、ネット環境に問題があってYouTubeに接続できていないのかと思いがちです。
ですが、実はこの「ネットワークに問題が発生しました(410エラー)」のほとんどは、PCやスマホからYouTubeにアクセスできている状態で発生するエラーです。アクセスはできているけれども、ページが見つからない、表示ができない、といった意味合いのエラーとなります。つまり、YouTubeにアクセスはできているのに表示できない原因を、まずは考えれば良いことになります。
スマホにYouTubeアプリをインストールしてし応している場合、そのYouTubeアプリのバージョンが古いと410エラーが発生するケースが多くみられます。動画共有サイトはウイルスなどのネット犯罪からサイトを守るために、仕様変更や配信方式を頻繁に変更します。ユーザー数最大といわれているYouTubeは、最低でも2ヶ月に1度は変更を行っています。また、セキュリティ強化のためにアップデートを繰り返します。
つまり、インストールしてあるYouTubeのアプリを長い期間アップデートさせずにいた場合、YouTubeのプログラムをアプリが対処しきれずエラーとなることが詳しい原因です。
スマホのOSを長期間アップデートしないままにしておくことも、YouTubeのアプリを更新させずに古いままにしておくのと同じ理由が原因となります。よくあるのが、アプリは自動で更新するよう設定してあるのに、スマホのOSは更新させずに古いバージョンのままにしておくと、OSが新しいプログラムに対処できなくなりエラーとなってしまいます。
YouTubeには利用規約があり規定が沢山設けられています。その規約を著しく破るような行為を行うと、YouTubeの判断でアカウントの利用を制限したり停止したりします。
また、例えば自宅で使用しているPCなど、家族の誰かが利用制限をオンにした可能性もあります。制限付きモードを有効にした場合、そのアカウントからサインアウトしても制限付きモードはオンのままになり、他のユーザーがログインしても制限付きモードは持続されます。もし複数人で1台のPCを利用している場合はYouTubeによるアカウントの制限・停止が原因以外にも、他のユーザーによる制限付きモードの変更設定の可能性もあります。
冒頭で、「ネットワークに問題が発生しました(410エラー)」のほとんどは、PCやスマホからYouTubeにはアクセスできている状態で発生するエラーだとお話ししました。ですが、アプリにもスマホのOSにも原因がない場合、ネットワークエラーが原因というのも可能性としてゼロではありません。
ネットワークの問題には、2種類あります。1つ目が利用する側のネット環境が悪い場合、2つ目がYouTube側のサーバーダウンやアクセスが集中してしまっておりアクセスできないなど自分では解決できない原因の2つです。
上の画像は2018年10月17日に発生したYouTubeのシステムダウン時のYouTubeの画面です。世界規模でYouTubeが視聴できなくなった大規模なエラーでした。YouTubeのシステムエラーが発生した場合は410エラーとは表示されないことが分かります。
ではこれまで挙げてきた原因に対しての対処法を紹介していきます。実際「ネットワークに問題が発生しました(410エラー)」の原因が1つだけではないように、対処法も沢山あります。一番有効だと思われる対処法から紹介していきます。
スマホの再起動では、問題の解決になっていないと思うかもしれません。ですが、PCと同じくらいスマホは見えないところで複雑なプログラムを実行しています。プログラムなどが複雑であるほどバグを起こしてしまう可能背も高くなりますので、電子機器の一時的なバグを解消させるには、再起動は確実な対処法といえます。
今回のYouTubeエラー以外にもスマホなどに不具合など問題が発生した場合は対処法として再起動を行ってみましょう。ほとんどのエラーは解決できると言っても過言ではありません。
ずっとアップデートせずに古いバージョンのままで使用していると、YouTubeが視聴できないという問題以外にセキュリティ面などが脆弱なままの場合がありますので、こまめにアップデートがないかチェックするか、Wi-Fi接続時のみ自動でアップデートに設定しておくと良いでしょう。
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