ヤフオク!で商品を検索していて、ブランド品なのに値段が極端に安く不信に思う場合に、ヤフオク!の主催者側に通報する方法はあるのでしょうか。今回はヤフオク!の通報の仕方、特に3つの違反報告の手順と通報されたときの対処法を詳しく解説します。
現在、日本全国の年間万引き被害額は、およそ4,615億円と言われています。これは1日あたり12.6億円に相当する商品が万引きという窃盗行為によって損失していることを表しています。万引きという犯罪に手を染めているのは日本の青少年だけではありません。最も被害が大きいのは外国人によって組織され実行される集団窃盗です。
憂慮すべきことは他にもあります。毎年多額の損害をもたらす万引きによって盗まれた商品の多くが、インターネットのネットオークションなどで販売されています。
ネットオークションの大手ヤフオク!も、この事態を憂慮し、NPO法人「全国万引犯罪防止機構」と協力し、盗品のネット販売を厳しく取り締まることで合意しました。ヤフオク!はさらに一般ユーザーにも呼びかけ、不審な商品を通報するよう求めています。
怪しいと思われる商品がヤフオク!で出品されているのをユーザーが発見したら、どのようにヤフオク!に通報するのでしょうか。違反報告の方法は3つあります。これからそれら3つの違反報告がどのようなもので、どのような手順を踏んで行えるのかを解説します。
まず始めに紹介する違反報告は、利用規約違反の商品を見つけた時の違反報告です。ヤフオク!は同ネットオークションを利用するすべての出品者や落札者がトラブルを経験することなく、ネットオークションに参加してもらうために独自の利用規約を定めています。その利用規約に違反する商品を見つけたなら、ヤフオク!に報告できます。
ヤフオク!側が報告通りに問題があると判断した場合は、出品された商品は削除されます。
利用規約違反の商品を見つけた時の違反報告の仕方を説明します。ヤフオク!利用規約に違反していると思われる商品の出品ページを開きます。画面左には商品の価格などが表示されています。下に少しスクロールすると「違反商品の申告」があるのでそれをクリックします。
「違反商品の申告」画面に「申告内容」が表示されているので、該当する項目にチェックを入れ「送信」をクリックします。自分が通報した商品が削除されたかどうかを知るには、自分のヤフオク!の通知設定にある「違反商品の取り消し」を有効にする必要があります。有効にすると、ヤフオク!から通知が来ます。
2番目に紹介する違反報告は、利用規約違反の疑いのある出品を見つけた時の違反報告です。これはつまりヤフオク!利用規約に違反していると思われるオークションの報告をするという意味です。違反報告の方法は、まず下記のリンクにアクセスをします。
https://cs-userform.auctions.yahoo.co.jp/violation_report/input
違反が疑わしいオークションIDを入力し、なぜ違反していると思うのかを記載します。入力し終わったら「送信」をクリックします。
3番目に紹介する違反報告は、利用規約にない違反を報告するときの違反報告です。出品された商品を閲覧していて、違反している疑いがあるものの、違反理由が利用規約にうたわれていないケースもあります。その場合は「ヤフオク!-使い方に関するお問い合わせフォーム」を利用できます。違反報告の方法は、まず下記のリンクにアクセスをします。
https://www.yahoo-help.jp/app/ask/p/2443/form/auction-feedback2-inquiry
「ヤフオク!-使い方に関するお問い合わせフォーム」に、違反報告をする商品のIDと違反理由を記載します。このお問い合わせフォームを利用する際は、違反理由を詳細に説明する必要がある場合に限定してください。
ここまで、ヤフオク!の利用規約に違反する疑いのある商品やオークションの報告をどのようにヤフオク!側にするのかを説明しました。そもそも違反申告とは何なのでしょうか。簡単に言えば、ヤフオク!の定めた利用規約に違反したと思われる商品を、第三者である一般ユーザーが報告することです。
ではどんな流れで、ヤフオク!側は違反申告の是非を決めるのでしょうか。
違反申告はまず、第三者である一般ユーザーが、ヤフオク!のネットショッピングに出品されている商品を物色しているときに、違反していると思われる商品を運営者であるヤフオク!側に通報することから始まります。つまり第三者の密告から始まります。ヤフオク!側が巡回パトロールをして見つけたものではありません。
次のステップは、通報された内容に基づき、Yahoo!JAPANが調査と確認を行うことです。Yahoo!Japan側の調査の結果、違反だと断定された場合は、出品の取り消し、出品制限、また最悪の場合、Yahoo!JAPAN IDの取り消しという措置が執られます。しかし、違反ではないと断定されれば、そのまま出品を続けられます。
ただ、違反申告があった場合は、必ずYahoo!JAPANのパトロール調査が入ることを覚えておきましょう。
違反を取り締まるのは運営者側であるヤフオク!側の責任ですが、特にお金になるわけでない、違反申告を進んで行う一般ユーザーとはどんな人たちなのでしょうか。主に3つのカテゴリーに分けることができます。
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