外部ソフトインストール不要で、Windows10標準機能だけでPC内部の音声を録音する方法を紹介します。Windows10標準の「ボイスレコーダー」を使用してPC内部の音声の録音や、ライン入力をする方法について紹介します。
今回は、Windows10標準機能の「ステレオミキサー」と「ボイスレコーダー」を使って、PC内部の音声を録音する方法を紹介します。
Windows10の「ボイスレコーダー」は、マイクから入力された音声を録音する便利なアプリですが、さらに「ステレオミキサー」と併用すると、PC内部で流れる音声を「ステレオミキサー」を通じて、Windows10の「ボイスレコーダー」で録音することが可能になります。
PC内部で流れる音声すべてが録音できるため、YouTubeの音声や、ゲームの音楽などを録音が可能になります。またマイクで喋った音声と、PC内部で流れる音楽を合成することも可能なため、ゲーム実況の音声作りなどにも使えます。
Windows10の「ステレオミキサー」を有効にして、PC内で流れる音声を録音できるように設定します。まずは、デスクトップ右下の「スピーカーアイコン」を「右クリック」します。
表示されたメニューの中から「サウンド」を選択します。
サウンドの画面から、「録音」のタブを選択します。表示されたデバイスの中に「ステレオミキサー」があることを確認します。もし「ステレオミキサー」がリストにない場合は「ステレオミキサーが表示されない場合は?」の章を参照してください。
「ステレオミキサー」が「無効」になっている場合、「右クリック」→「有効」を選択し、デバイスを有効にしてください。
リストから「ステレオミキサー」を選択し、「既定値に設定」をクリックしてください。
続いて、「ステレオミキサー」の上で「右クリック」→「プロパティ」を選択します。
「ステレオミキサー」のプロパティ画面が表示されたら、「レベル」タブを選択します。タブの中にあるつまみを一番右まで移動させ、音量を「100」に設定します。終わったら「OK」をクリックして設定を保存します。
これで、PC内部で流れる音声を録音する為の「ステレオミキサー」の設定は完了です。
無効化されたデバイスを非表示にしていると、録音デバイスの一覧に「ステレオミキサー」が表示されないことがあります。そのような場合は、録音デバイス一覧の何もない所で「右クリック」→「無効なデバイスの表示」のチェックを入れます。
上の方法でも「ステレオミキサー」が表示されない場合、インストールされている「サウンドドライバー」が「ステレオミキサー」対応していない可能性があります。Windows10をクリーンインストールした直後など、「サウンドドライバー」がWindows10標準のものになっていると、「ステレオミキサー」が表示されません。
お使いのサウンドチップのメーカーから、PCに合ったドライバーをインストールすると、「ステレオミキサー」が表示されます。
「ステレオミキサー」の設定が完了したら、ボイスレコーダーを使って、PC内で流れる音声を実際に録音してみましょう。Windows10の「スタートメニュー」より「ボイスレコーダー」アプリを起動します。
「ボイスレコーダー」が起動すると、下のような画面が表示されます。「マイク」アイコンをクリックすると録音が開始されます。YouTubeやゲームの音楽など、録音したい音声をPC内で流した状態で「マイク」アイコンをクリックしてください。
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