Windows10のパフォーマンスの確認方法を説明します。Windows10でパフォーマンスを確認するためのツールはいくつもあります。その使い方が分かれば、使っているPCが十分なパフォーマンスを持っているのか、あるいはそろそろ更新かが判断出来ます。
次々リリースされるアプリケーションの要求スペックは日々高くなっています。それを追いかけるように、PCのスペックも日々高く変化していきます。ですが、PCはそう短期間で買い替えられるわけでもありません。古いPCでも最新のアプリを動かしていくためには指標が必要です。このPCの性能に余裕はあるのか、その確認にWindows10のPCでパフォーマンスを確認する方法を説明します。
Windows10にはタスクマネージャーというツールが標準でインストールされています。どんなタスクが動いているのか、メモリの使用率は、いろいろなことを確認出来るタスクマネージャーを使えば、Windows10のPCのパフォーマンスを確認することが可能です。確認方法をご説明します。
タスクマネージャーを実行するには、Windows10の画面左下にあるWindowsマークを右クリックして、メニューを表示させます。メニューの中にタスクマネージャーがありますので、これを選択します。
Windows10のタスクマネージャーを開いたら上部のパフォーマンスタブを選択することで、パフォーマンスの表示が出来ます。CPUのパフォーマンスを見るためには、ウィンドウ左のCPUを選択します。CPUのパフォーマンスでは、使用率、速度、プロセス数、スレッド数、ハンドル数などが見れます。
このうちプロセス数、スレッド数、ハンドル数は現在動いているアプリケーションやバックグラウンドで動作しているタスクで使用されている数を示します。CPUのパフォーマンスで気にする点は、使用率です。使用率が100%に近いほどCPUが忙しく動いていることを示します。
Windows10のタスクマネージャーでメモリのパフォーマンスを見るためには、ウィンドウ左のメモリを選択します。上部のタブはパフォーマンスのままです。メモリのパフォーマンスで表示されるのはメモリの使用率、利用可能な残りのメモリ容量、コミット済みのメモリ容量などです。ここでも気にする点はCPUと同様に使用率です。使用率が100%に近いほどメモリに余裕がないことを示します。
Windows10のタスクマネージャーでディスクのパフォーマンスを見るためには、ウィンドウ左のディスクを選択します。ディスクのパフォーマンスで表示されるのはディスクのアクティブな時間、平均応答時間、読み取り速度、書き込み速度などです。ディスクのパフォーマンスで気になるのは読み取り速度、書き込み速度です。大きなデータを変更するときに、データを開くのに掛かる時間や、保存する時にかかる時間に関係します。
Windows10のタスクマネージャーでイーサネットのパフォーマンスを見るためには、ウィンドウ左のイーサネットを選択します。イーサネットのパフォーマンスで表示されるのは送信、受信、それぞれの速度などです。インターネットも含めたPCと接続された機器との通信速度ですから、PCのパフォーマンス単体ではなく、接続先の機器を含めたパフォーマンス表示となります。
Windows10にはタスクマネージャー以外にも、標準でパフォーマンスを測定出来るソフトがインストールされています。それが「WinSAT」というソフトです。Windows10でこのソフトは使うためにまずPowerShellを起動する必要があります。その方法をご説明します。
PowerShellとはWindows10に対してコマンドを実行するためのものです。Windows10の画面左下にあるWindowsマークを右クリックして、メニューを表示させます。メニューの中から「ファイル名を指定して実行」を選択します。
ウィンドウが開きますので、「powershell」と入力してOKを押します。これでWindows10でPowerShellが起動します。
PowerShellの起動が終わると、青いウィンドウが表示されます。ここに「winsat formal」と入力し、エンターキーを押すとWinSATが起動します。
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