楽天モバイルに乗り換えるときには周波数の対応バンドに注意する必要があります。現在大手キャリアから提供されている回線と自社回線になった時の対応バンドはどうなるのか、楽天モバイルを使うときの通信速度などの注意点などについて解説します。
スマホを格安SIMに乗り換えたいと考えている人の中には、楽天モバイルを検討中だという人も少なくありません。楽天モバイルに乗り換えることで、スマホの月額利用料金は確かに格安になりますが、今使っているスマホの周波数のバンドがなく、モバイルの電波帯のバンドに対応していなければ、スマホ自体を買い換えなければいけなくなってしまいます。
スマホ本体の代金を入れると乗り換えたことで却って割高になってしまうこともあります。この記事では、楽天モバイルへの買い替えを検討している人に向けて、楽天モバイルの周波数や電波帯のバンドについて解説します。まずは、楽天モバイルの現在の周波数の対応バンドについて見ていきましょう。
楽天モバイルは今後すべての回線を自社回線に切り替えて、第4の大手携帯電話キャリアになることを宣言しています。しかし、現在は格安SIMのMVNOなので、自社回線は持っていません。現在は回線の提供をNTTdocomoとauから受けています。
ということで、現在楽天モバイルの回線が対応している周波数や電波帯の対応バンドはdocomoとauと全く同じ対応バンドになります。
楽天モバイルは大手キャリアのdocomoとauの周波数の対応バンドから余った回線を借りています。そのために、docomoやauと正式に契約をしているユーザーが使っている回線と比べると、どうしても通信速度は遅くなります。
楽天モバイルでも4Gの高速回線のLTEを利用することができますが、LTEにバンドが対応している地域にいても、通信速度はdocomoやauに比べるとどうしても遅くなるという点に注意をしましょう。
楽天モバイルで現在対応している周波数や電波帯のバンドの詳細について見ていきましょう。まずはdocomoから提供されているバンドについて解説します。
楽天モバイルでdocomoから提供されている回線のバンドを使って提供されているプランには、スーパーホーダイと組み合わせプランの2つのプランがあります。
楽天モバイルのスーパーホーダイというのは、月額料金たったの1,480円で利用することができる楽天モバイルノとてもお得な料金プランです。月額料金の中に、10分以内の通話なら1カ月間何度でも無料でかけ放題ができるプランや、高速データ通信を使い切った後でも最大1Mbpsの通信速度でデータ通信ができるという特典がついています。
楽天モバイルの組み合わせプランというのは、最低利用料金525円からデータ通信を利用できるプランです。音声通話SIMだけではなくデータ通信のみのデータSIMも選ぶことができるのが特徴です。楽天モバイルのdocomo回線では、スーパーホーダイだけではなく、組み合わせプランも選ぶことができます。
楽天モバイルのdocomoから提供されている回線の電波帯のバンドの詳細について見ていきましょう。
まず、周波数帯のバンドがカバーしている提供エリアが気になるところです。楽天モバイルのdocomo回線の提供エリアはdocomoの提供エリアと全く同じです。docomoがカバーしている地域であればどこでも楽天モバイルの電話やデータ通信を利用することでできます。
現在のdocomo回線の人口カバー率は99%を超えています。日本全国人が住んでいる地域であれば、どこでもほぼすべての地域で楽天モバイルのdocomo回線も利用することができるということです。
docomoではもっとも通信速度が速い地域では1288Mbps〜988Mbpsの通信速度で提供されています。しかし楽天モバイルではこの最大通信速度を活用できるスマホの端末を持っていたとしても、楽天モバイルの方で通信速度制限を行っているために速度制限がされてしまう点に注意しましょう。
楽天モバイルではdocomoの通信回線に対して、最大速度をLTEエリアで受信500.0Mbps、送信50Mbpsに、FOMEのハイスピードエリアで14Mbps、その他のエリアでは384kbpsに制限しています。docomo回線といっても、楽天モバイルであればdocomoほどの通信速度は出せない点は理解しておきましょう。
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