PayPalとは、安全に海外決済ができるオンライン決済サービスです。ここではPayPalのメリット・デメリットや、仕組み・危険性などについて解説します。危険性やデメリットを把握して、安全にPayPalを利用してください。
PayPalとは、1998年に開始されたオンライン決済代行サービスです。アメリカを中心に200カ国・100通貨以上に対応しています。オンラインショッピングが普及してからより注目を浴び、2019年現在では2億5000万人以上が利用し、1800万以上の店舗で利用できます。
2007年にサイトの日本語表示や日本国内の電話でのカスタマーサポートの利用が可能となり、日本でもPayPalが広く利用されています。
PayPalのオンライン決済代行サービスとは、クレジットカード・デビットカード・銀行口座のいずれかを登録し、IDとパスワードを用いてオンラインで決済をする仕組みです。購入画面の決済方法で「PayPal」を選択し、PayPalアカウントにログインして「同意して続行」をタップすれば決済できます。
次回からそのサイトで買い物をする際は、ログイン無しで決済できます。またクレジットカードを通じてPayPalで支払うと、クレジットカードのポイントも貯まります。
PayPalはネット通販やオークションでも利用できます。海外のサイトでも利用できるため、日本で未発売の商品も購入できます。PayPalが利用できるショップは数多くありますが、ここではその一部をご紹介します。
PayPalには、友人や家族もPaypalを利用していれば、PayPalのアプリやサイトを通じて送金できる仕組みがあります。日本のアカウント間・日本円なら手数料はかかりません。ただし、個人間送金は銀行口座の口座振替設定が必要です。クレジットカード・デビットカードでは送金できません。PayPalに登録できる銀行口座は以下の通りです。
クレジットカード決済をすると、店舗側にクレジットカード番号や有効期限・セキュリティコードを知られてしまいます。この場合、悪意のある者によって店舗側からクレジットカード情報が流出してしまう危険があります。しかしPayPalで決済すると、クレジットカード情報は店舗側に通知されません。
つまりPayPalとは、店舗決済用に作られた安全に決済ができる仕組みなのです。特に海外のショップでPayPalが重宝されています。安全に決済できて、クレジットカードのポイントも貯まるので、とても便利なサービスです。
まずは、PayPalを利用する際の手数料について解説します。PayPalはほとんど手数料がかからないのも魅力の1つです。どのような場合に手数料がかかるのかしっかり把握しておいてください。なるべく手数料を支払わずに工夫してPayPalを利用してください。特に海外送金は、通貨換算手数料もかかるので注意してください。
PayPalは、アカウントの開設費・年会費は無料です。またショッピング時・送金・受け取り手数料もありません。ただしこれは日本円・日本のアカウント間での場合です。海外送金や海外ショッピング時には手数料がかかります。海外サイトで購入する場合や外国に住んでいる家族に送金する場合は、必ず手数料を確認してください。
友人などから送金で受け取ったお金は、PayPalの残高に入金されますが、銀行口座へ引き出す仕組みもあります。銀行口座への引き出しは5万円以上であれば無料で、5万円未満なら1回あたり250円の手数料がかかります。また、銀口座への引き出しは、金融機関によって多少異なりますが、通常は3営業日後です。
手数料を支払いたくなければ、PayPalでショッピングに使うか、5万円貯まるまで引き出しを見送ってください。
海外への送金は1回あたり100万円までで、手数料は499円です。また通貨換算手数料もかかります。通貨換算手数料とは、自身の通貨と異なる通貨で取引が行われた場合に発生する手数料です。送金側が負担する場合は3.5%から4%、受け取り側が負担する場合は2.5%の手数料がかかります。
例えば、日本円で送金し、相手が米ドルで受け取った場合は、送金側が手数料を負担します。1回に付き10万円以上送金する場合は、本人確認が必要です。手数料の詳細については以下のリンクをご覧ください。
PayPalでは、リーズナブルな手数料以外にも多くのメリットがあります。PayPalの仕組みは、個人にとっても店舗にとっても便利かつ安全です。また返金保証制度や、リアルタイムで残高が反映されるなど、買い手側にとって大きなメリットもあります。
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