スマホのデザインには、ノッチスマホがあります。ディスプレイに特徴があるノッチスマホとは、どのようなデザインなのか、この記事ではその意味をご紹介します。また、ノッチデザインを採用しているスマホを比較します。ノッチスマホの今後についても、検証します。
iPhone Xが登場した時に、ディスプレイデザインにノッチデザインを採用したことで、話題になりました。その後、iPhoneだけでなく、Androidスマホにも続々とノッチが採用されていますが、現在その傾向に変化がみられる模様です。
この記事では、スマホディスプレイのノッチとは、どのようなデザインで、デザインの特徴は何か、採用しているスマホの種類や、今後のノッチデザインの展望についてご紹介します。
スマホディスプレイのデザインで話題になっているノッチとは、どのような意味なのでしょうか。「ノッチ(notch)」は英語で、「切り欠き」「切れ込み」という意味の言葉です。スマホでは、全画面ディスプレイ上部に入った、ディスプレイではない切り欠き部分のことを指します。
スマホではiPhone Xから、ノッチデザインが登場しました。スマホがバージョンアップするにつれ、大画面化しベゼル(枠)レス化が進んでいます。
しかし、ベゼルがなくなってしまうと、今までベゼルつけていたカメラのフロントレンズや、フラッシュライトを置く場所がなくなってしまいます。そこで開発された手法が、スマホのデザインをノッチデザインにする方法でした。
iPhone Xのを見てみると、画面上部にカメラレンズを設置するために、画面に切り欠きを入れている部分があります。これがノッチです。スマホのディスプレイが大画面化することで、フロント部分にベゼルがほぼなくなり、カメラのフロントレンズを収納できる場所がなくなってしまいました。
自撮りをする人も多いことから、今やスマホからフロントレンズをなくす訳にいきません。そこで、ディスプレイ上部にノッチを入れて、カメラレンズやフラッシュライトを設置するデザインにしました。このように、ディスプレイに切り欠きが入っているスマホを、ノッチスマホと呼びます。
一口にスマホのノッチデザインといっても、ノッチデザインの種類は、水滴デザインなど様々なデザインがあります。こちらでは、スマホのノッチデザインの種類についてご紹介します。
まずはiPhone Xなどに採用されている、通常タイプのノッチデザインをご紹介します。スマホにノッチを採用したのは、iPhone Xが最初で、そのiPhone Xで採用されているのが、この通常タイプのノッチです。
スマホのディスプレイの上部に横に長く切り欠きを入れたもので、ノッチデザインの基本中の基本となったデザインです。
この通常タイプのノッチデザインは、iPhone Xだけではなく、Androidスマホでも採用されています。Androidスマホで通常タイプのノッチを採用しているスマホは、以下のスマホです。
ASUSから2018年5月に発売されたZenFone 5では、通常タイプのノッチが採用されています。
OPPOから発売されている、現在は1万円台で購入できる格安スマホとして人気が高いR15 Neoでも、通常型のノッチが採用されています。
3万円ほどで購入できるため手頃なスマホとして人気で、かつAIとライカ製のレンズを搭載している高品質な、HuaweiのP20でも、通常型のノッチを採用しています。
ノッチの種類には、丸く切り欠きを入れた水滴型ノッチがあります。横に長く切り欠きを入れる通常型のノッチと違い、水滴型では切り欠きを小さくできるメリットがあります。丸形の水滴型ノッチを採用しているスマホは、以下のスマホです。
シャープから発売されているAQUOS R Compactでは、水滴型のノッチが採用されています。コンパクトなのに、大画面が売りのこちらの商品では、水滴型ノッチが大画面を活かせるデザインです。
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