2016年に閉鎖したNosubが復活しました。賛否両論あるアニメ動画共有サイトのNosubで視聴するにあたり、ウイルス感染など安全性に問題はないのでしょうか?また、Nosubの動画をダウンロード保存方法やその違法性は?Nosubについてまとめます。
Nosub(ノーサブ)とは、海外のアニメ専門の動画共有サイトです。海外のサイトではありますが、Nosubでアップロードされる動画は他の海外アニメ動画サイトのような英語字幕や吹き替えがされていない、RAW動画です。
アニメ専門の動画サイトといえば世界的にKissAnimeが有名ですので、KissAnimeとNosubを比較しながら、Nosubとはどんなサイトかを紹介していきます。
KissAnimeとNosubの大きな違いは、冒頭でお話ししたように、Nosubには英語の字幕や吹き替えがされていないRAW動画がアップロードされているということです。
つまりKissAnimeが英語圏の人達を対象としているのに対し、Nosubは日本人が主な対象となっています。そのためNosubの知名度は日本国内ではとても高いのですが、海外ではかなりマイナーなサイトです。
また、Nosubはニコニコ動画と同じく、動画にコメントをつけることができます。Nosub自身の紹介は「動画再生中にコメントを付けて楽しむ寄生型動画サイト」となっています(寄生型動画=Nosub以外の動画サイトの動画にNosubでコメントを重ねること)。こういった寄生型動画はNosubの他にひまわり動画などがあります。
アップロードされている動画に関しては、KissAnimeはテレビ放送されたシリーズものとその劇場版が主なアップロード動画となっており、ずっと昔1970年代から現在放送中のものまで何十年分ものアニメが削除されることなく視聴できます。
一方のNosubの場合、現在放送中のものや比較的新しいものの中から特定のアニメがアップロードされています。
例えれば、KissAnimeが一般的な図書館なのに対し、Nosubは専門図書館といったところでしょうか。
Nosubは2016年5月1日に一度サイトを閉鎖しています。そして約2年経過した2018年1月下旬、復活を遂げました。このNosub復活に関して、国内では歓迎の声とともに批判の声も挙がっています。
復活への歓迎の声は理解できるとして、なぜNosubが復活して批判がおきているのでしょうか? それはNosubと著作権の関係にあります。これは後ほど詳しく「Nosubの利用は違法!?」でお話しします。
復活したNosubは閉鎖前と多少の変更はあるものの、閉鎖前と変わらずニコニコ動画のようにコメントをつけることができ、スッキリとしたレイアウトで動画を検索しやすくなっています。Nosubのサイトコンテンツを見ていきましょう。
NosubサイトコンテンツANIMEは3つに分かれており、①オンエア中のもの ②DVDなど購入のボーナス映像 ③クレジット(声優の名前や製作会社名・スタッフなどの表示)が入っていないOPED(オープニング・エンディング映像)となっています。
オンエア中の最新話は放送から12時間程度でNosubへアップロードされます。ノンクレジットのOPEDはコアなアニメファンには貴重なものでしょう。
映画とOVAのコンテンツです。OVAとはオリジナルビデオアニメーションのことで、テレビや劇場で公開されたものをビデオ化したものではなく、最初からビデオで販売するためだけに製作されたアニメのことを指します。
COMPLETE SERIESには全話完結しているものがアップロードされています。一話ごとにNosubサイト内を検索せずに済みますが、Nosubは削除が早く視聴できないものが多数あります。
MUSICにはアニメのオープニング・エンディング曲がアップロードされています。
ドラマCDとは、小説やマンガなどから脚本を作り、それを声優が演じた音声劇のことです。このドラマCD以外にも、声優がパーソナリティをつとめたり、ゲスト出演したりしたラジオ収録がアップロードされています。このコンテンツもNosubがコアなアニメファンを捉えて離さない理由とも言えます。
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