女子中高生を中心に人気のミクチャをご存知ですか?ミクチャとは正式名をMixchannelといい、自作したショート動画やライブ配信ができる無料の動画共有SNSアプリです。今日はこのミクチャ(Mixchannel)とは何か?人気の理由や魅力、特徴を解説します。
ミクチャ(Mixchannel)とはSNSの一つですが、TwitterやFacebook、Instagram、Pinterestがアメリカ、最近話題のTikTokが中国、Lineが韓国と、主なSNSのほとんどが海外企業の運営である中、ミクチャ(Mixchannel)は株式会社Dounutという日本の企業による日本製のSNS、動画供給コミュニティアプリです。
SNSにも色々な種類がありますが、ミクチャ(Mixchannel)はスマホ主体の無料動画投稿・ライブ配信アプリです。2013年12月のMixchannel配信スタート当初は動画投稿のみのアプリでしたが、2016年10月からライブ配信機能(Mixchannel Live)もリリースされました。
スマホ主体というのは、動画やライブの配信はスマホからのみとなっているからです。パソコンではアカウントの登録とSNSの連携、動画・ライブの視聴のみと使える機能が限られており、パソコン用のミクチャ(Mixchannel)アプリというものは用意されていません。
ミクチャ(Mixchannel)は2013年12月に配信がスタートし、2016年6月にはアプリのダウンロード数が550万を達成、2018年3月には1000万ダウンロードを突破しました。このアプリ1000万ダウンロードの内訳は、8割が日本の10代ですので、日本の女子中高生の3人に1人が使っている動画共有アプリです。
動画共有アプリミクチャ(Mixchannel)が日本の女子中高生に支持される理由とは何か、検証していきます。
リア充とは、現実(リアル)の生活が充実している人達のことを指す、ネットから生まれた造語です。例えば彼氏・彼女がいる、仲の良い友だちがいる等、毎日の生活が楽しくとても充実している人を言います。
ミクチャ(Mixchannel)にはYouTube的な動画も配信され、カテゴリーランキングのトップを狙うことに情熱を注ぐ人達もいますが、圧倒的に多いのが彼氏との動画や親友とのダンスなどのコラボ動画など、自分のリア充さをアピールする動画です。
リア充アピールと言われても中々ピンとこない世代には、プリクラの延長線上にあるものがミクチャ(Mixchannel)といえば理解できるのではないでしょうか?
つまり、クラス内や友人内、校内などで目立ちたい、話題になりたい、また、お互いに仲良しの証拠が欲しいといった、いつの時代にもある10代の願望に応えてくれるSNSアプリがミクチャ(Mixchannel)だったというわけです。
ミクチャ(Mixchannel)の動画はLOVEやツインズ、ダンスやおもしろなど16個のカテゴリーと、韓国語カテゴリーが1つ、計17カテゴリーに分かれており、アプリ内に月間ランキングでカテゴリー別にランキングがチェックできるようになっています。ちなみにこのランキングもスマホアプリ内のみでチェックが可能な機能です。
常に人気カテゴリー上位の「ツインズ」とは、実際の双子の動画だけでなく、お揃いのポーズをとったり、双子ファッションをしたり息の合ったダンスを披露したりと、二人組が仲良しアピールをするカテゴリーとなっています。
そして、「ツインズ」と並んで人気のカテゴリーが「LOVE」です。「LOVE」とは字の通り、カップルの中の良さを思い切り見せつけられる動画となっています。この「ツインズ」と「LOVE」はミクチャが10代の中で一気に広まった功労者カテゴリーといえます。
もちろん「ツインズ」や「LOVE」以外に「ダンス」や「おもしろ」なども、人気のあるカテゴリーです。
ミクチャ(Mixchannel)と同様に2018年に飛躍的にダウンロード数を伸ばした無料動画共有アプリにTikTokがあります。同じようなショート動画アプリ、ミクチャ(Mixchannel)とTikTokの違いとは何でしょうか?
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