LINEの名前を本名にするのかニックネームにするのかは、とても重大な問題です。LINEの主な利用目的を考えながら、SNSのプロフィールに登録するのは本名とニックネーム、どっちの名前が最適なのかをプライバシーの観点などを交えながら考察します。
家族や友人との日常会話から、仕事の取引先とのアポイントまで、LINEの活用方法は幅広いものです。
そんなLINEの登録名は、相手を選んで表示を変える事はできません。登録されている全員に公開されてしまう名前は、本名かニックネームのどっちにするべきなのか、それぞれのメリットとデメリットを解説します。
LINEは初回登録の時に名前を入力します。何もしなければ、あなたのLINE名はこの登録した時の名前となります。登録名は、実名で登録する必要はありません。
今すでにLINEを利用している人は、設定メニューからプロフィールを選べば、現在表示されている名前の確認と変更ができます。SNSのプロフィールを実名にするのかニックネームにするのかは、どっちを選ぶのも個人の自由です。
自分のLINEアカウントを友達として登録してもらうことは、初対面の人に名刺を差し出す事に似ています。それに何が書いてあるかで、あなたの印象は大きく変わってきます。
例えば漢字で登録されている人の印象はまじめでお堅そう。ひらがなで登録している人は柔らかい、優しそうなどです。表現方法は様々で、その個性が時としてあなたの第一印象へとなってしまいます。
おすすめなのは漢字とひらがなの併用です。本名を知っている人には個人が特定しやすく、悪意を持つ第三者に与える情報は減らす事ができます。
もしも家族や友人だけとLINEで連絡を取り合うのなら、名前にニックネームを登録しても何の問題もないでしょう。
しかし、名刺に例えたようにLINEアカウントはあなたの事をよく知らない相手にも教えないといけない場合があります。そんな時に、「名前が〇〇というのが私です。この名前は××という理由で付けてます」などと名前を説明するのは冗長で印象が悪いでしょう。仕事先の人とLINEで連絡を取り合う人は、実名での登録をおすすめします。
LINEの名前を本名にする事のメリットとデメリットをそれぞれ考察します。
友達一覧に顔写真と本名で名前が表示される人なら、本人だと確信が持てるので安心して連絡を取れます。新しい友達として顔と名前が何度も目に入れば、記憶にも残ります。トーク画面では必ず実名がトップに表示されているので、連絡を取り合ううちに名前も覚えてもらえるでしょう。
LINEの利用者の年齢は幅広いですが、使いこなせているのはやはり若い人たちです。そして、若い人たちの感覚とは時にビジネスマナーとは乖離したものでもあります。「絵文字を使っていないと冷たい」と言われた経験がある人もいるようです。
そんな感性を持つ彼らがこれからビジネスの主要層となると、SNSのプロフィールに本名を載せているだけで、「この人堅苦しくて苦手だな」と思われてしまう可能性があります。
また、悪意を持った第三者にアカウントが乗っ取られた場合、あなたの名前で友人や取引先に「困っているのでお金をください」といったメッセージが送られる危険性があります。この場合は、名前から誰なのか分かりづらいニックネームよりも被害が大きくなるでしょう。
LINEアカウントのパスワードを設定することで、アカウントを乗っ取られる危険性を下げる事ができます。特に、初期にLINEに登録した人はパスワードの設定がなかったはずですので、必ずパスワードの設定をして、そのパスワードを忘れないようにしましょう。
また、本名の一部をひらがなやカタカタにすることで、固い印象を和らげる事もできます。しかし、その場合も名前を悪用される危険性は残るので注意が必要です。
LINEの名前をニックネームにする事のメリットとデメリットをそれぞれ考察します。
例えばプロフィールの名前を「吉沢(よしざわ)」さんが「よっち」というニックネームで登録していれば、新しいお友達に表示されるのは「よっち」さんです。トークをしていても、開くのは「よっち」という名前とのトークです。ニックネームを覚えてさえもらえれば、自然に親しみが沸いてきます。
また、SNSゲームで出会った人と連絡先を交換したい場合なども、SNSゲームを本名で登録する人は少ないので、LINEの名前と同じ名前にする、という事ができます。
SNSで本名を使う行為は「家の表札の下に紙で貼りだす行為」と表する人もいるほどに実生活に結び付く物です。基本的にインターネットでは匿名のニックネームが推奨されてきたのですが、LINEやFacebookなどのSNSだけは事情が違うようです。
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