Libre Officeは、Microsoft Officeとほぼ同じ使い方が出来る無料オフィスソフトです。公式サイトからLibre Officeをダウンロードする手順や使い方、日本語マニュアルのインストール方法などをまとめました。
Libre Office(リブレ オフィス)とは、The Documents Foundation(TDF)という有志のエンジニア団体によって開発されているオフィスソフトのことです。
オフィスソフトと言えば、多くの方がイメージするのはMicrosoft社の「Office」シリーズでしょう。文書作成や数式計算など様々な使い方に対応したMicrosoft Officeは非常に優れたソフトですが、利用するためにはMicrosoftに使用料を支払わなければなりません。
しかしLibre Officeは特定のベンダーに依存しないオープンソースのフリーソフトなので、以下のOSを搭載したパソコンがあればどなたでも無料で利用できます。
無料ソフトに対して警戒心を持つ方がいますが、ご心配には及びません。Libre Officeのファイル形式は国際標準化機構(ISO)に認定されており、世界的信頼性を誇っています。
また、Libre Officeに約10年にものぼる長き歴史がある点も見逃せません。
Libre Officeは以下の6種類のアプリによって構成されており、会社で必要とされる機能を一通り網羅しています。しかも無料で利用できるため、Microsoft Officeの代替ソフトとして利用されることが多いオフィスソフトです。
Libre Office | Microsoft Officeとの対応 | 機能 |
---|---|---|
Writer | Word | 文書作成ソフト |
Calc | Excel | 表計算ソフト |
Impress | PowerPoint | プレゼンテーションソフト |
Draw | - | 図形描画ソフト |
Math | - | 数式エディター |
Base | Access | データベース管理ソフト |
Libre Officeは、機能やレイアウトなどの点でMicrosoft Officeと非常によく似ています。使い方もほぼ同じであり、長年Microsoft Officeソフトを利用している方でも違和感なく移行することが可能です。
しかし、Libre OfficeはMicrosoft Officeのコピーソフトではありません。最新版の両ソフトを比較すると、以下のような違いがあります。
Libre Office (バージョン6.3.2) |
Microsoft Office (2019/365) |
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メールクライアントソフトの有無 | 無し | 「Outlook」がある |
クロスプラットフォームでの使用 | どのOSでも同じ仕様で使える | Windows版とMac版ではインターフェイス等に違いが見られる |
WindowsとMacのサポートOS |
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開発ソースコード | オープンソースなので、追加機能を無償かつ自由に利用可能 | クローズドソースであり、開発はMicrosoftによって行われる |
Microsoft Officeファイルのインポート・エクスポート | 可能 (ただしバージョンによってはエラーが出る場合もあり) |
可能 |
価格 | 永年無料 |
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Microsoft Officeが動作する環境なら、Libre Officeも基本的に問題なく使用可能です。OSごとの具体的なシステム要件は、以下の表を参照してください。
OS | システム要件 |
---|---|
Windows |
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Mac |
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GNU/Linux |
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Libre Officeは特定のベンダーに依存しないことを目標に開発されているオフィスソフトであり、Windows・Mac・Linuxなど異なるプラットフォームでも同じ使い方が可能です。
一方、Microsoft OfficeもWindows PCとMacの両方で使うことは可能です。しかしMac版ではいくつかの機能が欠落しており、作業の一貫性が損なわれる恐れがあります。
Libre Officeはパソコン用のオフィスソフトですが、iPhoneやAndroidスマホでも一部の機能を利用できます。
その一つが、「LibreOffice Impressリモートアプリケーション」。スマートフォンやスマートウォッチからImpressの操作を行える無料アプリです。プレゼンテーションを行う際、このアプリを使えばスライドショーの進行などを遠隔操作することができます。
iOS版・Android版は以下のリンクからダウンロードできます。
また、Libre Officeのドキュメントを読み込むLibreOffice Viewerも開発中です。ただし、こちらのアプリはまだ実験段階で完成していないため、使用時に不具合が発生する恐れがあります。使い方にはくれぐれもご注意ください。
USBメモリなどのデバイスから直接起動できるポータブル版のLibre Officeもあります。パソコンにインストール不要で使えるため、アプリデータを持ち運びたい時に重宝します。
LibreOffice Portableは、以下のリンクからダウンロードすることが可能です。「LibreOffice ××× Portable MultilingualStandard」または「LibreOffice ××× Portable MultilingualAll」のリンクをクリックしてください。
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