インスタグラムを使うということは、画面のあちこちにちりばめられたマーク(アイコン)と付き合うことでもあります。しかし全部のマークの意味までは知らないユーザーも多いと思われます。そこで今回はインスタグラム上の(ほとんど)すべてのマークについて、大解説します。
インスタグラムの画面には多くのマーク(記号)があります。
インスタグラム公式アプリのホーム画面だけでも
インスタグラムでは、ユーザー名の横に「青地の歯車に白抜きのチェック」の記号が付く場合があります。
これはユーザーが自由に自分や誰かに付けられる記号ではなく、インスタグラムが「公式」アカウントであると認めたアカウントに与えられるもので、「認証バッジ」と呼びます。
インスタグラム認証バッジは成りすましや偽物のアカウントの存在によって迷惑を被る、あるいは被っている、ある程度高名なアカウントに与えられます。
つまり、有名人が偽のアカウントで偽りの情報を流されたり、偽ブランドのアカウントが本物を騙って集客したりといったことがなくなるよう、インスタグラムが「本物「公式アカウント」と認めた記号なのです。
なお、認証バッジは、プロフィールやユーザー名検索の結果、検索で出会った投稿をインスタグラム上で表示した際に表示され、あなたのタイムラインの投稿のユーザー名には表示されません。理由は以下の表の説明通りです。
プロフィール | プロフィールのアカウントが本物か偽物か、わかる必要がある |
ユーザー名検索結果 | どのユーザーが本物か偽物か、わかる必要がある |
検索で見つけた投稿 | 誰の投稿か知らないので本物か偽物か、わかる必要がある |
タイムライン上の投稿 | 本物偽物かを承知した上でフォローしている(はず) |
インスタグラム公認の認証バッジを得ると、偽物によるなりすましを防げる上に検索結果の表示でも優先されます。
なりすましを防げば、不必要な情報や誤った情報が流れることを防止できますし、偽ブランド商品や合成した生写真などによる被害発生も防げます。
また検索結果で優先されれば、当然偽のアカウントより上位にくるため、偽物はユーザーの目に留まりにくくなります。もちろん検索結果の上位に来れば、それだけユーザーがフォローボタンを押す確率が高まりますし、アカウントの横にインスタグラムの公式マークがつくことでフォローする安心感も増します。その結果フォロワーの増加が期待できます。
このように非常に意味のある公式マークですが、だれもがインスタグラムから付与されるわけではありません。
まず公式マークは、インスタグラムが判断して与えるものであって、あなたからの要請に応えて付与されるものではありません。
インスタグラムから認証バッジを与えられるには、第一に偽物が現れるくらいに、そして被害を受けているくらいに有名な人物や企業、ブランドであることです。
そして第二に、インスタグラムに対してあなたが本人確認資料などで本物であり、かつ本当にあなたが取得したアカウントであるかを証明しなければなりません。後半がなかなか面倒ですが、たとえば免許証を送ったとしても、家族がそれをコピーしてなりすますことも可能なので、必要な手続きといえます。
いずれにせよ、多くのインスタグラマーにとっては第一のハードルが高すぎるので、第二の面倒な手続きに悩まなくて済むのは福音とも言えるでしょう。
それでは目をインスタグラム公式アプリのホーム画面に転じて、さまざまなマーク(記号)について説明します。
最初は投稿の画像下右端にあるリボンマークの記号です。
飾りに使う端に切れ目の入ったリボンに見えるこのマークは「ブックマーク」アイコンと呼び、その名の通り本に挟むしおりを記号化しています。
つまり、タイムラインや検索結果という「投稿を集めた写真集」の中で、お気に入りの「投稿のあるページにしおりとしてリボンを挟む」イメージです。
本にしおりを挟むのならば、しおりを使って後で簡単にお気に入りの投稿のページが開けなければいけません。当然、リボンマークのブックマークアイコンにもその機能があります。
リボンマークをタップすることでインスタグラムの「コレクション」機能を利用して、お気に入りの投稿を保存でき、いつでも自分のコレクションを開いてその投稿を楽しめるのです。リボンがあなたとお気に入りの投稿を結んでいるとも言えます。
それではリボンマークを使ってあなたのお気に入りの投稿をインスタグラム上に保存してみます。
インスタグラムのタイムライン上でもプロフィールからでも検索結果からでも構わないので、お気に入りの投稿を見つけたらリボンマークをタップします。
するとリボンの記号が黒く喪章のように変わって、その投稿が保存済みであることを示します。
たったこれだけで保存は終了です。
なおリボンマークで保存できるのは投稿単位です。複数の画像・映像を含んだ投稿の中から、好きなものを1点だけコレクションすることはできません。さきほどの写真集のたとえに倣うのなら、リボンマークはあくまでもページを開くしおりであって、写真を切り抜いてスクラップブックにする機能ではない、ということです。
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