Google Optimizeの使い方を解説しています。Google Optimizeとは、ABテストによってサイトに良い結果を生み出すパターンを検証します。webページの改善をしたい人は参考にしてください。またABテストについても解説しています。
2017年オプティマイズは一般公開されました。Google Optimize(オプティマイズ)とは無料で提供されているGoogleのABテストツールです。有料のABテストツールはGoogle Optimize360です。
Optimize(オプティマイズ)の意味は「to improve the way that something is done or used so that it is as effective as possible」です。日本語では最適化を意味します。
Google Optimize(以下、Optimizeもしくはオプティマイズ)を使うことによって、個々のユーザーの好みに合わせて、webページを改善したり、カスタマイズすることができます。OptimizeはABテストで得られた結果から、最善のwebサイトのページパターンを導き出します。
無料でABテストツールが活用できるので、予算があまりない場合はおすすめのシステムです。
Optimizeの特徴は以下の内容です。Googleアナリティクスとの連携は必須です。
Optimize(オプティマイズ)のABテストとは、webサイト全体もしくは一部分に、「Aパターン」と「Bパターン」を用いて、良い結果を生み出すのはどちらかを検証することで、良い結果を出すパターンをwebサイトに採用して、サイトをより良く改善させるテストです。
例えば、「Aパターン:25%OFF」と「Bパターン:25割引」のどちらがクリックされやすいのかを検証します。
オプティマイズの多変量テスト(MVT)とは、複数の要素をもつパターンを同時にテストすることで、良い結果を生み出す組み合わせを特定するテストです。
例えば、要素Aの見出しが2種類と要素Bの画像が3枚あった場合、組み合わせの個数は6パターンできます。「要素Aの数」×「要素Bの数」=「組み合わせの合計数」を同時にテストします。
Optimizeのリダイレクトテストとは、ページ内の要素ではなく、異なるwebページ同士をABテストで検証します。Googleのリダイレクトテスト(アドレスの変更)は、URLやパスでパターンを特定します。デザインが異なっているパターン同士などをテストします。
リダイレクトはページ内の要素は全て変更されません。リダイレクトテストを正しく使用するには関連性のあるページにリダイレクトしましょう。元のコンテンツとリダイレクトしたコンテンツの関連性が薄いと正しい結果がでません。例えば、「卵焼き」のページと「料理」のページへのリダイレクトは関連性は高いですが、「卵焼き」のページと「猫」のページにリダイレクトすると関連性が下がります。
Optimizeとアナリティクスを連携することによって、アナリティクスのテストデータにアクセスできます。アナリティクスとの連携によるメリットがあります。
Googleオプティマイズとは、無料のABテスト機能によってwebページをユーザーの好みに改善することができます。無料版でもツールを十分に活用できます。ここでは、Google Optimize(オプティマイズ)の使い方を簡単に解説します。
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