AviUtlは動画をエンコードして圧縮するためのフリ-ソフトです。動画の編集と聞くと難しいイメージがありますが、AviUtlは準備さえしっかり行えば誰でも簡単な操作で動画のエンコードを行うことができます。しっかりと準備を行って動画の編集をしましょう。
まずはAviUtl公式サイト(http://spring-fragrance.mints.ne.jp/aviutl/)からAviUtl本体をダウンロードします。ダウンロードしたデフォルトの状態ではAVI、JPG、WAV等しか読み込みこめずエンコードできません。他の拡張子の動画を読み込むためには、「L-SMASH Works」というプラグインを導入します。公式サイトは(https://pop.4-bit.jp/?page_id=7929)です。
「L-SMASH Works」を導入するためにはAviUtlの本体フォルダの中に「Plugins」というフォルダを作成し、ダウンロードした「L-SMASH Worksを」を解凍したフォルダの中にある「lwcolor.auc」「lwdumper.auf」「lwinput.aui」「lwmuxer.auf」の4つを「Plugins」フォルダの中にコピーします。「L-SMASH Works」は特別な設定をしなくてもそのままエンコードできます。
一部の範囲を圧縮したい場合はAviUtl画像の右下から選択します。もしくはShiftを押してからタイムライン上の時間軸の目盛部分をドラッグすることで選択されます。終点を指定しなかった時は装画の最後の部分まで選択されます。
Youtubeに動画をアップロードする際には動画が必ずYoutube用に動画が再エンコードされます。そのため動画を投稿する際にはできだけ高画質で投稿します。投稿する拡張子は、AVI、WMV、mp4などメジャーなものであればほとんどが対応していますが、推奨はmp4となっていますので可能な限りmp4で投稿することをおすすめします。
ただしAviUtlのデフォルトの設定ではAVI、もしくはWAVの出力となりますのでmp4でエンコード、出力したい時はプラグインを導入する必要があります。
Youtubeに動画をアップロードする時はYoutube側で再エンコードされますので細かい設定は考えずに変換時のAviUtlの設定は高画質、高音質にします。アップロード時にサイズもYoutubeに最適なものに変換されます。Youtubeのアップロード用に出力したいときには「x264guiEx」というプラグインを導入します。
プロファイルという動画向けにあらかじめ設定された項目を選択すればAviUtlで簡単に動画サイト向けのサイズにエンコードできます。インストール方法や具体的な使い方は下で詳しく説明します。
AVI出力はAviUtlのデフォルト出力方法です。今ではmp4で動画を出力する方法が一般的になっていますのでそこまでAVIにこだわる必要はありませんが、プラグインを入れずにAviUtlを使いたいのであればAVI出力も選択肢の一つになります。
AviUtlのデフォルトに設定されている出力方式で、AVIと呼ばれる形式で動画を保存します。パソコン内にインストールされているコーデックを利用して圧縮します。設定によってはエンコード時に動画を圧縮しないので画質は綺麗ですが、動画のサイズが非常に大きくなってしまいます。
AviUtlでAVI出力を使用する目的としては可逆圧縮コーデックや無圧縮で保存し、画像が劣化しない設定で保存して、その後さらに動画の編集を行う目的が多いようです。もちろん、AVIでそのまま保存して動画を楽しむ事も可能です。
エンコードには様々な圧縮のやり方があります。操作方法には大きな違いがありませんが、AviUtlのエンコードのやり方で動画がどの程度の画質になるのか、動画のサイズがどの程度の大きさになるのかを設定します。具体的には、メインメニューの「ファイル」からAVI出力を選択し、保存先を選んでファイル名を付けて保存します。
無劣化エンコードとは、動画を圧縮せずに不要な部分を切り取るエンコードのことを言います。この方法であれば動画をエンコードしていないので劣化していません。この方法が無劣化エンコードと呼ばれており、変換の時間も短く済みます。ただしサイズは非常に大きくなってしまいますのでそのまま保存するには向いていません。
実際の保存方法は、AviUtlで動画を保存する際に「ビデオ圧縮」の部分を未圧縮に設定し、「再圧縮無し」の項目にチェックを入れて保存する場所を選択し、名前を付けて保存します。
1 / 3
続きを読む