Apple IDは複数作成できますが、デメリットも存在します。今回は、Apple IDを複数作成するメリット・デメリットや作成・切り替え方法などを詳しく解説します。複数のApple IDを作成して、うまく使いこなしましょう。
Apple IDはApp Store・iTunes・iCloudなどで必要なアカウントです。1つのアカウントでこれらを利用するとまとめて管理できるので便利です。Appleも1人につき1つのApple IDを推奨していますが、複数のメールアドレスを用いて複数のApple IDを作成できます。まずは複数のApple IDを作成するメリットをご紹介します。
iCloudでは5GBまで無料であらゆるデータを保存できます。通常5GB以上の容量を使いたい方は月額130~1300円支払わなければなりません。しかし複数のApple IDを作成すれば10GB、15GBと無料で使える容量が増えます。有料プランは最低でも50GBなので、あと数GBあれば十分という方はApple IDを複数作成するとお得です。
Apple IDが複数あれば、アカウントごとにアプリを管理できます。あまり人に見られたくないアプリをインストールすると、必ず履歴に残ってしまうため、アカウントを分けておくと便利です。普段使用するアカウントは家族や恋人に見られてもいい内容にしておき、たまに内緒のアカウントを使用すれば、トラブルを未然に防げます。
iPhoneを機種変更した際、古いiPhoneを子供に使わせたい方は、子供用のアカウントを作成しておくと便利です。プライバシー設定でその時のアカウントに制限をかけられますが、この場合はインストール履歴が残ってしまいます。そのため、クレジットカード利用をしない設定で子供用にアカウントをもう一つ作成するのがおすすめです。
Apple IDは通常のApple IDの他に、子供用のApple IDがあります。子供用Apple IDはアプリや動画・写真を家族で共有できる「ファミリー共有」サービスの設定から作成できます。後述する「Apple IDを複数作成する方法」では、通常のApple IDの作成方法を説明します。
Apple IDを複数作成すると、デメリットも生じます。メリット・デメリットを考慮して、自分に必要な場合のみ複数のApple IDを作成してください。
複数のApple IDを作成すると、それぞれのメールアドレスやパスワードを管理しなければなりません。子供用に一つ作成するなら問題はありませんが、1つの端末で複数のApple IDを切り替えるのはとても面倒です。
またiCloudのためにいくつものApple IDを作成すると、どのアカウントにどのデータが入っているのか分かりづらいというデメリットもあります。作成するApple IDは必要最小限にしてください。
Apple IDは1つあれば、複数の端末で利用できます。アプリの購入履歴やiCloudに保存しているデータは複数のiPhone・iPadで利用できるので、基本的に複数のApple IDを作成する必要はありません。先に述べたように、子供用・サブ用・iCloud用であれば複数作成したほうが便利ですが、そうでなければApple IDをいくつも作成するメリットはありません。
それでは、Apple IDを複数作成する方法をご紹介します。Apple IDは、Apple公式サイト、iTunes Store・App Store、iPhoneの設定アプリの3種類の方法で作成できます。
Apple公式サイトからApple IDを作成するには、最初の画面で下部にある「Apple IDの管理」をクリックしてください。「Apple IDの作成」とあるのでそこをクリックすると、Apple IDの作成画面が表示されます。
名前・生年月日・メールアドレス・パスワード・セキュリティ質問を入力し、Appleからのお知らせを受け取るか選択して「次に進む」をクリックしてください。
すると登録したメールアドレスに確認コードが送られるので、コードを入力して「続ける」をクリックしてください。「あなたのApple IDは~」と表示されたらApple IDの作成は完了です。
iTunes Store・App StoreからApple IDを作成する場合は、一度今使っているアカウントをサインアウトしてください。ここではiTunes Storeでの作成方法を説明します。まずは「iTunes Storeにサインイン」をクリックして、「Apple IDを新規作成」を選択してください。
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